調査・取材

【記者レポ】花粉症の喉の痛みに最も効いた薬「アズノール」とは?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

およそ10年間、喉のイガイガや痛みに悩んできました。

体質なのでしょうか、わたしは乾燥しやすい冬場や花粉症のシーズンになると決まって喉を傷めていたんです。

少しでも痛みが和らげば、といろいろなものを試しました。

のど飴、マシュマロ、トローチ、スプレー、「ぺラック」などの市販薬…。

どれも効果は低く、いまいち。

そんな中、かかりつけ医を持ったことで状況が好転しました。

医師のアドバイスのもと複数の薬を服用していたら、「これだ!」というものに出合えたのです。

それが、「アズレンスルホン酸ナトリウム」という成分が配合されたうがい薬。通称「アズノールうがい薬」。

今ではこの薬のおかげで、喉の痛みに悩まされることがなくなりました。

あくまで個人的な体験談に過ぎませんが、同じ悩みを抱えている人は参考になるかもしれません。

医療ライターのショウブ(@freemediwriter)がレポートします。

喉の痛みに悩んできた10年間

わたしは20代の半ばから定期的に喉を傷めるようになりました。

症状はむずむず、イガイガする違和感から始まります。このときは食事や人との会話に支障はありませんが、2、3日もすると痛みに変わります。

何かを飲み込んだり、人と話したりする際に痛みを感じるので日々の生活が過ごしにくくなるんですよね。

これがさらに悪化すると声が枯れてしまい、本格的に仕事に影響が出ます。

わたしは会社員時代から記者をしていたので、人と話しづらいのは死活問題。「すいません、ちょっと声を枯らしていて聞き取りにくいと思うのですが…」と取材先に断りつつ仕事を進めていました。

かかりつけ医の処方で合う薬が

この間、自己判断で冒頭に挙げたような対策を取ったものの、効果は高くありませんでした。

喉の痛みが和らぐまでは我慢するしかなく、およそ1週間ほどはつらい状況が続きます。

「もう、冬や花粉症シーズンになったら『痛むもの』と諦めるしかないのか…」

そんなふうに思っていましたが、独立して医師を取材するようになり、かかりつけ医を持つことの大切さを知ったことが状況を変えるきっかけになりました。

自分の信頼するかかりつけの医師を持ち、日頃から健康に関する悩みや困りごとを相談することで、病気の予防や早期発見を図りやすい

こういった価値観が生まれたので、実際に“かかりつけ医探し”を兼ねて自宅の近くにあるクリニックを受診したところ、2院目でいい人に出会えたのです。

その先生とはもう4年の付き合いになりますが、今でも受診したときは「誠実ないい医師だな」と感じます。

かかりつけ医に喉の痛みについて相談、複数の薬を試す中でわたしに最も合っていたのがアズノールうがい薬でした。

アズノールうがい薬とは

アズノールうがい薬とは先述の通り、「アズレンスルホン酸ナトリウム」という成分を含んだ薬です。

かかりつけ医の発言や複数の医療機関・薬局のサイトによると、アズレンスルホン酸ナトリウムには炎症を抑える(抗炎症)作用があり、のどの腫れや痛みを和らげる効果が見込めるそうです。

アズノールとイソジンの違い

「うがい薬」といえば、「イソジン」を思い浮かべる人の方が多いのではないかと思いますが、同じ情報元によると、アズノールとイソジンは働きが違うといいます。

薬の種類 配合成分 作用 使用
アズノール アズレンスルホン酸ナトリウム 炎症抑制 風邪の後、喉に腫れや赤みがあるとき
イソジン ポピドンヨード 殺菌 風邪の初期、咽頭炎や扁桃炎などの予防

簡単にまとめると上の内容になるそう。

わたしのかかりつけ医は「喉が赤く腫れているときはアズノール、喉にウイルスがこびりついて白くなっているときはイソジン」と「大まかな判断の分かれ目」についてこう話していました。

わたしの場合、冬と花粉症シーズンのうち、喉を傷めやすいのは花粉症シーズンです。

かかりつけ医によると、喉についた花粉が炎症の原因になることがあり、わたしのように花粉症の時期に喉の痛みを訴える人は少なくないといいます。

風邪でなく、喉が赤く腫れていて炎症を起こしていることからアズノールうがい薬が処方薬の一つとして選ばれたのでしょう。

アズノールうがい薬の見た目

アズノールうがい薬はドラッグストアなどでも売られています。

アズノールうがい薬

「AZ」と英語の略称が表記されているのが特徴。

アズノールうがい薬

わたしがいつも買っている商品は目盛り付きのカップが付いています。原液の色は紫。

アズノールうがい薬

これを10~12滴カップに落とした後に100mlの水で薄め、うがいをします。

アズノールうがい薬の効果

この薬がわたしには合っていました。

痛みやイガイガの症状が治まる期間がおよそ半分に短くなりました。

わたしの場合、イガイガから痛みに移行することが多かったのですが、イガイガの段階からアズノールうがい薬の利用を始めると症状が治まっていきます。

「違和感を感じたらアズノール」を習慣化することで、痛みに移行することがなくなったんですね。

これは大助かりでした。

上の写真で示した通り、この薬がわたしに合っていることがわかってからは市販薬を購入して利用しています。

症状が喉の違和感に限られる場合は医療機関を受診せずに済んでいるわけですね。

自己判断で済まさず医師に相談を

薬は合う合わないがありますが、わたしのように喉の痛みやイガイガ感に悩んでいて、アズノールうがい薬はまだ試していない。そんな人の参考になればうれしいです。

それと、やっぱりお勧めしたいのはかかりつけ医を持つこと

自己判断で解決されないのであれば医療機関を受診した方がいいと思いますし、その結果、リラックスしていろんなことを聞けるいい医師と出会うことができれば、喉に限らず全身の健康にポジティブな影響が生まれるのではないでしょうか。

今は医療に関するさまざまな情報が手軽に手に入りますが、健康の維持と増進を本気で考えていきたいなら、「まずは信頼できるかかりつけ医を一人持つこと」これが第一歩。

医師を300人以上取材してきた結果、そう思います。

うがい薬のリンクを張っておきますね。

一番目はわたしが買っている商品。二番目も同じアズノールうがい薬でアマゾンプライム対象商品。プライム会員であれば最短で翌日に届きます。

アズノールうがい薬はドラッグストアでも売られていますが、自宅や会社の近くに店がない方は参考にしてみてください。

医療ライターの庄部でした。

記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。

記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。

関連記事

【記者レポ】花粉症の根治めざす「舌下免疫療法」で大きな効果花粉症の根治をめざす「舌下免疫療法」の内容、治療期間、リスク、始め方を医療ライターの庄部が写真付きで解説します。...
【記者レポ】食後の喉の違和感を治療した流れ【原因はわからず】医療ライターの庄部が長く抱えている「食後の喉の詰まり感」を治療した模様をレポート。複数の薬を飲んだものの原因はよくわからず…。...

面白かった医療・健康本とレビュー記事

【要約と感想】『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』 | 医療ライター庄部勇太の取材ノート (iryowriter.net)

【記者が要約】『スタンフォード式 最高の睡眠』眠りの質上げる方法 | 医療ライター庄部勇太の取材ノート (iryowriter.net)

医療ライターお勧めスキンケア本レビュー【美容常識の9割はウソ】 | 医療ライター庄部勇太の取材ノート (iryowriter.net)

ほかの医療・健康本のレビュー記事は下リンクから読めます。

医療本レビュー | 医療ライター庄部勇太の取材ノート (iryowriter.net)